PUNK ART IS LIFE

ぱんくの日記帳 〜 PUNK BLOG 〜

YouTubeチャンネル「ぱんくTV」ぱんくっキング(PUNK KING)の「ぱんく」という名でYouTuberになったので、ぱんくの日記帳と題して、blogも始めました。

【第35話】あの雲を眺めながら・・

🎬✨(此処は?)

ぱんく「見覚えの無いイスに座りながら、僕は目覚めた。視界に入った両手と両足を見てゾクっとした。二度見てもコレは革の手袋とズボンだライダース?もうこの展開は勘弁してくれ激しいアクションは無理だからなと思いながらもどうしてもこの黒い全身をあの窓で確かめたくて・・イスから立ち上がろうとしたけど胸を何かに押さえ付けられていて身動きが取れない。ヤバイっ力が全く入らない・・遮光カーテンなのか、あの隙間から射し込む光で窓が有る事が確認出来た .. あと、此処にテレビも有る・・この部屋はいったい。」

 

マスター「おはよう目覚めたようだなぱんく」


ぱんく「!!!」


マスター「手荒な真似をして悪かった。」


ぱんく「コレはまだ夢の中で本体の俺はまだ寝てるからってさぁマスターこの始まり方は冗談キツイって怖過ぎるよ。現実ならそーとーエキゾチックな展開だぜこりゃあ・・」


マスター「御免なぁぱんく今なら窓まで近づけるから歩いてみなよ。」


ナレーション「そしてぱんくは言う通りにこのイスから立ち上がり、あの窓に向かって遮光カーテンを開けた。その瞬間、自宅のいつものベランダが・・」


ぱんく「なんなんだよ今居る場所よりもこの格好に驚くって(笑)」


ナレーション「マレフィセントなツノが無い格好、まるで黒革の全身タイツのような格好をしてるぱんくは、そのままベランダのいつものイスに腰掛けスマホにイヤホンを挿して、spotifyで音楽をランダム再生、gloも吸いながらいつものようにあの空を流れる雲をしばらく眺めていた。」


ぱんく「もう疲れた早く目覚めさせてくれ。」


ナレーション「もしもあの白い雲の上で寝転がれたのなら・・と、」


ぱんく「呟いてないって・・」


マスター「ぱんく呟いて!」


ぱんく「ハイハイ、もしもあの白い雲の上で寝転がれたのなら・・」

 

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ナレーション「と、ぱんくが呟くと、不意に吹き抜けた風が体を宙に浮かせ、そのまま風に乗りながら舞い上がるというシュミレーションを何度も何度も繰り返し特訓し続けていたと語りその2年の歳月そうその日をずっと夢見ていたという青年などと達筆な波打つギザギザな字で書かれた一冊の本が目の前に置かれている事にぱんくは気が付いた。」


ぱんく『何だコレは?と思いながらも俺は表紙をめくった「ここだけの話、昨日いい風が吹いた時に少しだけジャンプしてみたら意図も簡単にビューンって、そうビューンて雲の上に乗れたりしてさ。もうこんな事なら躊躇なんかしないでもっと前から早く試しとけば良かった。思い切ってこの雲に飛び乗った日がまるで昨日のようだよ・・、あれから何度真っ暗な夜に、此処で、綺麗な星を眺めて過ごして来たのだろう・・趣味?趣味は、この足元に小さな穴を空けて下界を覗く事かな。なぜなら、昼間は頭上の青い空、夜は頭上の真っ暗な空、そして足元に広がるこの白い雲以外、なーんにもホントに何も無いから此処は、もう退屈で退屈で・・』


ぱんく「俺は今、何を読まされているのだろう(一寸の光陰軽んずべからず)・・」


マスター「次回をお楽しみに!」


ぱんく「・・・」

 

ナレーション「つづく」