【第61話】ぱんくの小説 〜 第5話 PUNK SIDE 〜
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どれだけ歩き続ければ、ジョーカーを見つけ出す事が出来るのだろうか・・、まるで、歩いても歩いても辿り着けない夢のようだ。
(あ!!!!!あの後ろ姿は?!ジョーカーだ!)
無我夢中で駆け寄ってその肩を叩いた。振り向いた男は、ジョーカーだった。
こんな所で何してるの?そう話しかけてみると、彼はこう答えた。
ジョーカー「え?あ、ラビアンローズを探してるんだ(な、なんだこのガスマスクを着けたパンクヘアの男は??)・・・
でもどんなに探しても・・人に何度聞いても見つからなくてね・・、もうラビアンローズなんて場所は、誰かが作り上げたこの世には無い理想郷なんじゃないのかと思い始めて、此処でシラけていたところさ。」
ぱんく「そっか、もし良かったら、一緒に探しに行かないかそのラビアンローズ。」
ジョーカー「いいよ、丁度話し相手が欲しくて死にそうになってたところだ。あの店でビールでも飲んで行かないか?話したい事もあるし。」
ぱんく「いいね(笑)」
🐈・・・
ジョーカー「PUNK SIDE BEER か、店名がいいだろ?お前の名前も入ってて。」
ぱんく「そーだな。」
店員「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ。」
ジョーカー「どーも・・」
ぱんく「PUNK SIDE BEER 2つ。」
店員「かしこまりました。」
ジョーカー「ぱんく、お前ジャックにキングって呼ばれてたけど、もしかしてスペードとクイーンにも会ってるのか?」
ぱんく「会ってる。スペードは、モーガンフリーマンに似てた。クイーンは色っぽい女性だった。」
ジョーカー「なら話は早い。もしかしたら今日俺と此処で会えたのも必然だったのかもしれないな。」
店員「はいキンキンに冷えた当店自慢の PUNK SIDE BEER でございます。」
スッ、トン、スッ、トン・・
ぱんく「いいねこのコースター」
ジョーカー「乾杯」
ぱんく「乾杯」
店員「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ。」
ジョーカー「あ、クイーンだ。」
ぱんく「え、あ、ホントだ。」
ジョーカー「あの娘、韓国語ペラペラだけど実は日本人なんだぜ。」
ぱんく「え、そうだったのか・・」
ジョーカー「クイーンはまだ俺たちが此処に居ることに気が付いていないみたいだな。」
ぱんく「・・・」
ジョーカー「ぱんく、そんな事よりこのギターカッコいいだろ?」
ぱんく「ソレ知ってる。一部始終観てたから。」
ジョーカー「マジか、まあいい。これ持ってラビアンローズに向かえってよ。辿り着くまでに歌詞と曲作って、そこのステージ(あるか分からないけど)で歌ってやろうと決めてんだオレ。」
ぱんく「いいね・・」
ジョーカー「ぱんく、なぜ俺がジョーカーなのか教えようか。」
ぱんく「是非・・」
ジョーカー「その昔、まだ俺が20代だった頃・・自信に満ち溢れた年上の人に出会った。まぁ兎に角もの凄かった。で俺はその人を超えたくて、地道な努力を積み重ねて生きているうちに(必然的に)基礎を学び、基礎が有るからこそ日常が輝き出した。やりたい事がやりたいように出来るようにもなった。そうしているうちに、不思議な能力が身に付けている事に気が付いたんだ。トランプに例えると、俺はどんなカードにでもなれる自由を手に入れている事に気が付いたんだ。ぱんく、お前はキングと呼ばれているだろ?だけどそれは根拠の無い乗りでただ無鉄砲な感覚をハイテンションに楽しめる能力が有るだけなんだ。ただPUNKな生き方が好きなだけなんだ・・だからまだ俺の領域には追いついていない。何故ならぱんくお前は基礎がまるでなってない。今からでも遅くないから基礎をしっかり学び直してみなよ。始める年齢なんてものはまったく関係無い。それはいつでも始める事が出来る。今すでに有るその能力の土台にしっかりとした基礎が備わったら、王様(KING)のお前、ぱんくには敵わない。どんなになっちまうのか想像も付かない。出来る事ならやめてほしいほどだ。ただ今ハッキリ言える事は、きっと、光り輝く楽しい日々が待ち受けてるはずだぱんく・・」
ぱんく「今のままでも充分楽しいよ。」
クイーン「馬鹿ね、あなたはバカよぱんく。」
ぱんく「あ」
ジョーカー「あ」
クイーン「誰もが手に入れたくても手に入れる事が出来ない無敵の才能(PUNK FLASH LIFE YEAH)を既に手に入れてるのに、誰もが手に入れてる当たり前の基礎が私たちに追いついていないから、観る人が観ると今のあなたはあと一歩のところで天下が取れないお侍さんみたいに観えてしまうのよ!もったいないわよそんなの。コレはエールなの、あなたが気になるから!まだもっとイケるはずなのにもったいないわよー!!」
ジョーカー「なぁ ぱんく、お前がその気にさえなって行動すれば、その人柄とセンスが上乗せされて、今楽しんでる事なんて比べものにならない程の時間を得る事が出来るはずさ、だからお前はキングと呼ばれているんだ!」
ぱんく「あ(ぱんくっキング)・・・」
クイーン「ラビアンローズは、それを達成した時に目の前に現れる世界なのよ・・」
ジョーカー「えー?、そーゆー事なの??」
ぱんく「あ!このシナリオ、また本体の仕業か・・好き勝手にしやがって(笑)」
クイーン「え?今何か言った?」
ぱんく「いや、別に・・」
そして閉店まで語り明かした俺たちは、店を出た。三日後の19時に此処で会う事を約束して家路へと向かった。
充実した時間だった。疲れ切ってた俺は真っ暗な寝室のベッドで眠りに着いた。
zzz .. .
スペード「楽しくやりたいだけだとか、俺はこうやって生きてるだとか、自信に満ち溢れている割には隙間だらけだな、オレにはぱんくお前の弱点が手に取るほど分かる。まずはそこに着目してガッチリ学んでみろ。このままじゃもったいない。今が楽しいならそのままでいい。俺は今のお前には何の興味も無いそのままなら楽勝だ。笑いが止まらないぜぱんく!」
ジャック「図星なんだろう?」
ぱんく「次は誰だ?」
ジャック「俺か?俺はジャックだ。」
暗闇の中からジャックが笑いながら登場した。
クイーン「ぱんく、あなたにこれからクリアしてほしいミッションを持って来たわ!」
ぱんく「クイーンお前まで・・」
ジョーカー「という訳だキング、いや、ぱんく、もうお前は逃げる事は出来ない。そのミッションをクリアして、本領を発揮してみたらどうだ?お前が今感じてるその楽しさの上に更なる楽しさが有る事を身をもって体感してみろ。お前にはそれが出来るし、そうなってほしい。」
ぱんく「また、この夢か・・」
AM4:55
ぱんくは、今朝も・・
早起きチャレンジに成功していた。
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