【第2話】住みたかった街
今週のはてなブログのお題は「住みたかった街」
🎬✨
今も想いを寄せる街は、
20代の頃4年間住んでいた街・・
あの頃どうしても住みたくて住んだ街、
その思い出と経験は、
少なからず今の原点であり、
心にずっと残り続けています。
その掛け替えのない街は、下北沢。
何も怖いものが無かったあの頃、その全てが刺激的なアートだった・・最高で最強の街。
あの空気、あの熱い想い、魅力的でオシャレな店、人、夢、身にまとったお気に入りの古着・・今も季節ごとに浮かび上がる思い出・・
出来る事ならずっと住んでいたかった街、
それが下北沢。
今思うと不思議な事ですが、あの古着屋のお香の匂いと、店に流れていたマニアックなロックンロールを聴いた後、街を歩いているだけで自信がみなぎった。
当時、僕には、遠距離恋愛中の彼女がいました。週末仕事を終えた彼女はその足で小田急線に揺られながら下北沢の僕の家に来てくれました。
ある朝、シャッターの雨戸を叩く音がして、カーテンを開けて、雨戸のシャッターを上げると、大雪の中、黒いロングコートを着た彼女が両手いっぱいに雪を持って笑顔で立っていた。
あの姿を今でも懐かしく思い出します。
翌日は手を繋いで下北沢の街を満喫、翌朝始発で仕事へ向かう彼女を見送るという時間を何度も何度も過ごしました。
人生とは儚いもので、あの頃にはもう二度と戻れないけど、今も大切な青春時代の思い出です。
そっと、胸の奥にしまっています(目に見えないタイムカプセルに入れて封印しています)。
あれから時は流れ、時代を越えて、年齢も積み上げてきたけど、今でもフラッと足を運びたくなる街、それが第二の故郷下北沢です。
あの時代から、何度か素敵な出会いが有り、その数だけ別れが有り、妻に出会い、今に至る継続中の人生・・
振り返ると、あれほど熱い想いを寄せた街は後にも先にもありません。
これからも夢のある聖地として、発展してゆく事を心から願っています。
心に残る思い出は、あの街のあの時代と共に・・。僕にとって下北沢は、いつまでも大切な街です。
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