【第6話】すべてが二度と無い人生。
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あの日、祖母が残した言葉「すべてが二度と無い人生」一度きりの今を心に刻みながら生きてゆこうと思った・・(4年前の2015年11月28日、誰よりも優しかった祖母が他界した。)・・
一度きりの人生、どうにもできない辛い事やうまくいかない事のひとつやふたつ、誰にでも有るものだ。だけど生まれてから今まで、そして今も1秒ごと止まる事なく進み続けてるこの世の中、巻き戻す事は出来ない。その昔CHARAが歌ったように、タイムマシンは来ない。
どれだけ涙を流し続けていても、もう二度と、過ぎた事は戻らない。グッとこらえて、先に進まなければならない。それが運命だ。
長年心に刻まれ続けた経験から得た良い気付き、そこから優しい気持ちを得る事ができた人にだけ本当の幸せは感じられるものだと思う。決してそれは贅沢をするという事ではなくて気持ちの話・・
本当に心から大切な人は、会えなくなってから、どれだけ年月が経ってしまっても、ずっと心の中で変わらずに生き続けていてくれる。
だからこそ、自分自身も温かく満たされた心でい続けたいと思う。
年々成長しているこの人間力を今見せたい。今感じてほしい。そう思う頃には二度と会えない。それが人生。
まるで儚いアートだ・・
望むところだ笑い飛ばしてやる。
そう、すべてが二度と無い人生。
その限られた時間の中で、
誰もが死に向かって生かされている。
最後に笑えればそれでいい。
いつどんな時でも幸せを感じる事が出来るか?向き合った相手にひとつでも多く幸せを与える事が出来るかは、今の気持ち次第だ・・
そう今の自分がMAXな状態、下でも上でもなく身の程を知り足るを知る。もしもこの先、どうしたらいいのか分からなくなる時が来たのなら、右や下、左や上を見ても仕方がない。プラスマイナスゼロの自分その今をしっかり胸に刻んで、そこからプラスに繋がるように進み始めればいい。リスタートは、何度でも出来るのだから。
すべてが二度と無い人生・・
されど、一度きりの人生・・
今をひとつひとつ心に刻み続けながら、大切に生きてゆこう。あの日の前日、僕は祖母と家族が写っている写真を何枚も何枚も泣きながら撮影してスマホに保存した。
あの日、病室のベッドで上を見ている祖母にそれを見せながらずっと話しかけた。
「すべてが二度と無い人生。」
母方の祖父の旧家の近くの病室のベッドで、そう教えてくれた祖母に、今もそしてこの先もずっと、感謝しています。おばあちゃん、ありがとう。
2019年11月15日