【第41話】ベランダの窓から失礼します。
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魔女「いったい、いつになったらソレを必要としない時間を過ごせるようになるのかしら?」
ぱんく「うわ!誰?」
魔女「ベランダの窓から失礼します。鍵が開いてたからつい・・」
AM4:50
ぱんく「数ヶ月前から早起きチャレンジをし続けていなかったら絶対気が付かないようなこんな朝方の早い時間からいったい僕に何の用だい?」
魔女「あら、その返し、なかなかのセンスじゃないの貴方・・名前は?」
ぱんく「え?」
魔女「合格!」
ぱんく「な、なんだって??」
魔女「貴方は合格、たった今から、貴方は魔王になる資格を得ました。さぁどうする?なってみる魔王に・・」
ぱんく「ならないよ(もう何が何だか)・・と、とにかく出てってくれよー」
魔女「あら、もったいない・・魔王になればいつでも好きな時に好きなだけ欲しいモノが手に入るのに・・」
ぱんく「欲しいモノってのは、なかなか手に入らないからいいんじゃないか。」
魔女(か、格が違う・・何?この想像していたレベルを遥かに超えてる感じは・・この悟りっぷりは噂以上じゃない。)
魔女「そ、そんな事ないわよ、欲しいモノはすぐ手に入った方がイイでしょ?誰もがそう思うはずよ!」
ぱんく「・・・」
マスター「早朝からぱんく驚かせてホントごめん・・」
ぱんく「うわー!!突然なんだよ今度はマスターか、で何今日は?頼むから一人にさせてくれよ!今、朝活中なんだから、なんなのコレはいったい・・」
マスター「ぱんく、今日は魔女と二人して、大切な事を伝えに来たんだ。」
ぱんく「何、大切な事って?」
マスター「紹介します。私の彼女の魔女です。」
魔女「初めまして、噂はかねがね・・」
ぱんく「え?あ、初めまして・・って、いやいや・・なんなのいったいマスター・・」
マスター「わたしたち・・」
マスター&魔女「せーの、付き合っていまーーーーす!!」
ぱんく「えーーー??!」
マスター「それでは!」
魔女「またね!」
効果音「シュッ」
ぱんく「うわ!?」
ナレーション「突如現れた二人はその場から消え去った。一人残されたぱんくは思った。マスター、いい付き合いしろよと・・」
ぱんく「な訳ないだろ(笑 )」
ナレーション「ひとりよりふたり、人は決してひとりでは生きれない。どうか、思い出に生きるのではなく、今、近くにいる人を大切にしてください。それでは、良い年末を・・」